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2016年09月 アーカイブ

2016年09月26日

第28回介護福祉士国家試験過去問題:人間の尊厳と自立-1

糸賀一雄の「この子らを世の光に」という思想に該当するものとして、最も適切なものを一つ選びなさい。

1 経済的に生活できる社会的自立を保障する。

2 人間の発達を保障する。

3 困窮状態に応じて最低限度の生活を保障する。

4 障害者の職業の安定を図ることを保障する。

5 自由を制限する身体拘束の禁止を保障する。


正解: 2


「この子らに世の光を」ではなくて、「この子ら世の光」。

第28回介護福祉士国家試験過去問題:人間の尊厳と自立-2

Aさん(82歳、女性)は、アルバイト店員の息子(56歳)と二人暮らしである。Aさんは、3年前にアルツハイマー型認知症と診断された。現在、要介護2と認定されて訪問介護(ホームヘルプサービス)と通所介護(デイサービス)を支給限度額まで利用している。Aさんは、身の回りのことに常に見守りや介助が必要であり、一人で外出して道が分らなくなり、何度も警察に保護されている。

訪問介護事業所が、アドボガシーの視点からAさんと息子を支援する場合の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 自分の食事も作って欲しいという息子の要望に、対応できないと断る。

2 息子の外出時は、Aさんが部屋から出られないように施錠することを提案する。

3 Aさんの息子に相談の上、社会福祉協議会に見守りボランティアの派遣を働きかける。

4 息子に、市内の認知症家族の会があることを知らせる。

5 町内会に、回覧板でAさんと息子の状況を詳しく知らせるように働きかける。

正解: 3

アドボカシーの視点からという時点で、もう回答が限定されていますよね。

第28回介護福祉士国家試験過去問題:人間関係とコミュニケーション-1

共感的態度に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 利用者に対して審判的態度で関わる。
2 利用者の感情をその人の立場になって理解して関わる。
3 利用者と自分の感情を区別せず、同調して関わる。
4 利用者の感情に共鳴して、同情的に関わる。
5 利用者が示す否定的な感情は避けて関わる。

正解: 2

第28回介護福祉士国家試験過去問題:人間関係とコミュニケーション-2

Bさんは、パーキンソン病で、要介護3である。車いすを利用しているが、自分では移動できない。声が小さく、聞き取りにくい。難聴はない。食堂にいたBさんが、10mほど離れた窓の方向を指して何か言ったが、少し離れた場所にいた介護福祉職には聞こえなかった。
その時の介護職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 Bさんのそばに行き、何も言わずにBさんの口元に耳を近づける。
2 Bさんのそばに行き、もう一度話すように依頼する。
3 その場所からBさんに、大きな声で話すように促す。
4 その場所からBさんに、聞こえないと伝える。
5 Bさんを窓のところに案内する。


正解:2

第28回介護福祉士国家試験過去問題:社会の理解-1

地方自治法に基づく法的な権利のうち、市町村の区域内に住所があれば日本国民でなくても有する権利として、適切なものを1つ選びなさい。

1 市町村からサービスを受ける権利
2 市町村の選挙に参加する権利
3 市町村の条例の制定を請求する権利
4 市町村の事務の監査を請求する権利
5 市町村議会の解散を請求する権利

正解: 1

なんだか、介護福祉士試験っぽくない問題ですよね。
それだけ出題範囲が広い試験ですから、
こういった問題で慌てないように・・・。

第28回介護福祉士国家試験過去問題:社会の理解-2

日本の人口に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

1 「人口推計」によれば、2011年(平成23年)以降、毎年10月1日現在の総人口は減少してきている。
2 現在の人口置換水準は、合計特殊出生率1.80である。
3 合計特殊出生率の低下の主な原因として、若い女性の海外転出がある。
4 2000年(平成12年)に高齢社会になった。
5 2015年(平成27年)に団塊の世代が後期高齢者になった。

正解: 1

・人口減少社会になってきていること、
・団塊の世代が後期高齢者になるのは2025年(いわゆる2025年問題)

ここは確実に抑えておきましょう。

第28回介護福祉士国家試験過去問題:社会の理解-3

市町村国民健康保険の被保険者に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

1 日本国籍があれば、住所がなくても被保険者になれる。
2 被保険者証の返還を求められた世帯主は、民生委員に被保険者証を返還しなければならない。
3 世帯主は、世帯主以外の世帯員の被保険者証の交付を求めることはできない。
4 健康保険法の被保険者であったものが被保険者になることはない。
5 生活保護の受給者(停止中の者は除く)は、被保険者になることはない。

正解: 5

生活保護の受給者は市町村の国民健康保険ではなく、
医療扶助になるので、健康保険の保険証もなくなります。

第28回介護福祉士国家試験過去問題:社会の理解-4

2015年(平成27年)4月に施行された介護保険制度の改正内容として、正しいものを1つ選びなさい。

1 低所得者の保険料負担を引き上げた。
2 介護老人福祉施設の新規入所者を原則として要介護3以上の者にした。
3 予防給付の訪問介護(ホームヘルプサービス)・通所介護(デイサービス)を都道府県が実施する事業に移行した。
4 施設利用者の食費・居住費を補う補足給付の対象者を拡大した。
5 一定以上の所得のある利用者の自己負担割合を3割に引き上げた。

正解:2

3の事業に関しては市町村が実施する事業に移行されています。

2016年09月30日

第28回介護福祉士国家試験過去問題:社会の理解-5

介護保険法における保険者として、正しいものを1つ選びなさい。

1 全国健康保険協会
2 年金保険者
3 国
4 都道府県
5 市町村及び特別区

正解: 5

これもよく出る問題ですよね。
国・都道府県・市町村の役割もおおまかに把握できるといいですね。

第28回介護福祉士国家試験過去問題:社会の理解-6

介護保険サービスの利用契約に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 利用者が認知症のため、別居している娘に契約内容を電話で説明して、サービス利用契約について同意を得た。
2 利用者と家族に重要事項説明書を渡して、サービス内容を説明し、同意を得て、利用者と契約書を取り交わした。
3 利用者と契約書を取り交わした後で、サービスや職員配置等を記載した重要事項説明書を渡して、提供するサービス内容を説明した。
4 利用者が高齢なので、別居している娘に重要事項説明書と契約書を送付し、返信用封筒もいれて、返送を依頼した。
5 利用者が認知症で理解が困難と思われたので、利用者と仲の良い隣人に説明して、契約書を書いてもらった。

正解: 2

第28回介護福祉士国家試験過去問題:社会の理解-7

障害者基本法に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1 障害者は、自助努力によって社会的障壁を解消しなければならない。
2 政府は「障害者基本計画」を策定しなければならない。
3 都道府県は、障害者政策委員会を設置しなければならない。
4 「障害者差別解消法」の制定に伴って、差別の禁止に関する条文は削除された。
5 基本的施策に防災及び防犯に関する記述はない。

(注)「障害者基本計画」とは、「障害者のための施策に関する基本的な計画」のことである。

正解: 2

第28回介護福祉士国家試験過去問題:社会の理解-8

Cさん(50歳、女性)は、身体障害者手帳2級を所持している。最近、日常の家事が十分にできなくなったので、「障害者総合支援法」に基づく居宅介護を利用したいと考えて、知り合いの介護福祉士に尋ねた。

介護福祉士の対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 身体障害者更生相談書で医学的判定を受けなければならないことを説明する。
2 障害支援区分の認定を受ける必要があることを説明する。
3 すぐに居宅介護事業所とサービスの利用契約書を取り交わすように説明する。
4 医師の意見書を持って相談支援事業所に行くように説明する。
5 Cさんのサービス利用の希望を介護支援専門員(ケアマネージャ)に伝えておくと説明する。

(注)「障害者総合支援法」とは、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」のことである。

正解:2

第28回介護福祉士国家試験過去問題:社会の理解-9

指定障害福祉サービス事業者に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

1 指定障害福祉サービス事業者の指定は、厚生労働大臣が行う。
2 指定障害福祉サービス事業所に配置する人員の基準は、事業者の事情に応じて各事業者が決めることができる。
3 指定障害福祉サービス事業者は、サービスの質の評価を行い、サービスの質の向上に努めなければならない。
4 指定障害福祉サービス事業者の指定に有効期限は設定されていない。
5 指定障害福祉サービス事業者は、事業所を運営している市町村内での広告が義務づけられている。

正解: 3

障害福祉サービスについての問題は今年も多いかもしれないですね。注意しましょう。

第28回介護福祉士国家試験過去問題:社会の理解-10

知的障害のあるDさん(40歳、男性)は、就労移行支援事業所を利用して、現在、U株式会社に勤務している。ある時、就労移行支援事業所に勤務するE介護福祉職は、Dさんから、職場で上司から虐待を受けているという相談を受けた。

E介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 我慢して職場を辞めないように助言した。
2 警察に通報した。
3 地域包括支援センターに報告した。
4 Dさんの勤務先のある市町村に通報した。
5 U株式会社に出向いて、虐待をやめるよう申し入れた。

正解: 4

第28回介護福祉士国家試験過去問題:社会の理解-11

医療法上の医療提供施設に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1 病院は、20人以上の入院施設がなくてはならない。
2 歯科を診療科目とする病院を開設することはできない。
3 診療所は、29人以下の入院施設がなくてはならない。
4 調剤を実施する薬局は、医療法上の医療提供施設ではない。
5 介護老人保健施設とは、療養病床を有する病院のことである。

正解: 1

医療法と言われた時点で腰が引けてしまう人も多かったんじゃないでしょうか・・・。

第28回介護福祉士国家試験過去問題:社会の理解-12

生活保護制度に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1 生活保護で保障される最低限度の生活は、健康で文化的な生活水準を維持することができるものでなくてはならない。
2 生活保護は、利用しているサービス事業所の担当者が本人に代わって申請することができる。
3 生活保護は、世帯を分離して実施することはできない。
4 自分の家や車を所有している人は、全て生活保護の対象とならない。
5 年金や稼働収入がある高齢者は、全て生活保護の対象とならない。

正解: 1

第28回介護福祉士国家試験過去問題:介護の基本-1

2013年(平成25年)の「国民生活基礎調査」(厚生労働省)に関する次の記述のうち、2004年(平成16年)と2013年(平成25年)の65歳以上のいる世帯について、正しいものを1つ選びなさい。

1 65歳以上の者のいる世帯は、どちらも全世帯の6割を超えている。
2 「親と未婚の子のみの世帯」は、2013年(平成25年は2004年(平成16年)に比べて減少している。
3 「夫婦のみの世帯」は、2013年(平成25年)は2004年(平成16年)に比べて減少している。
4 「単独世帯」は、2013年(平成25年)は2004年(平成16年)に比べ増加している。
5 「三世代世帯」は、どちらも65歳以上の者のいる世帯の3割を超えている。

正解: 4

国民生活基礎調査のデータについてはこれまでも出題がありますので、注意しましょう。

第28回介護福祉士国家試験過去問題:介護の基本-2

社会福祉士及び介護福祉士法に基づいて、介護福祉士に課せられている誠実義務に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 常に担当する利用者の立場に立って業務を行う。
2 国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図る。
3 利用者を心身共に健やかに育成する責任を負う。
4 利用者の心身の健康の保持のために必要な措置を講じる。
5 利用者が安心して暮らすことのできる地域社会の実現に寄与する。

正解:1

第28回介護福祉士国家試験過去問題:介護の基本-3

Fさん(82歳、男性)は、脳梗塞の後遺症による右片麻痺と運動性失語の状態で、介護老人福祉施設へ入所した。自分の意思は、顔の表情やうなずきなどの動作や左手を使って伝えることができる。2時間ほどは車いすで座位を保つことができる。食事の際は、自分でご飯やおかずをスプーンに乗せたり汁物を口に運んで食べることはできる。

食事場面における介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 食事を居室のベッド上でとるように促す。
2 メニューの説明は不要である。
3 左手で食べたいものを示すように促す。
4 ご飯とおかずを混ぜてスプーンに乗せて口に運ぶ。
5 好みの食べ物は最後に食べるように促す。

正解: 3

第28回介護福祉士国家試験過去問題:介護の基本-4

利用者の自己決定に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 支援者は、利用者の自己決定に対する働きかけを行ってはならない。
2 援助を受けている利用者は、自己決定をおこなうことができない。
3 判断能力が低い利用者の場合、家族の意向を優先して決定する。
4 利用者はエンパワメントアプローチをされることで、自己決定能力が高まる。
5 自己決定には、責任能力の有無が条件となる。

正解: 4

第28回介護福祉士国家試験過去問題:介護の基本-5

リハビリテーションの理念を表す用語として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 機能回復訓練
2 就労移行支援
3 全人間的復権
4 地域定着支援
5 特別支援教育

正解: 3

リハビリテーションの語源は教会から破門された人が許されて復権することです。

第28回介護福祉士国家試験過去問題:介護の基本-6

利用者がその人らしい生活を実現されるように、介護福祉職が把握すべき情報として、最も優先度が高いものを1つ選びなさい。

1 利用者の所有する不動産の種類や価値
2 改訂長谷川式簡易知能評価スケールの得点
3 既往症
4 最近一年間の体重変化
5 これまでの生活環境と生活習慣

正解: 5

第28回介護福祉士国家試験過去問題:介護の基本-7

障害者の年金、手当、扶助に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1 障害基礎年金の障害等級は、1級と2級である。
2 障害基礎年金と老齢厚生年金は、併給できない。
3 障害基礎年金は、全額が生活保護の収入認定の対象外となる。
4 特別障害者手当は、市町村の条例によって実施される。
5 2013年(平成25年)の生活保護基準の見直しに伴って、障害者加算が廃止された。

正解: 1


第28回介護福祉士国家試験過去問題:介護の基本-8

通所介護(デイサービス)に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1 事業者による非常災害対策訓練の実施は、任意である。
2 事業者は、正当な理由なくサービスの提供を拒んではならない。
3 サービスの内容等を記載した通所介護計画の作成は、任意である。
4 短期入所生活介護と訪問介護(ホームヘルプサービス)を組み合させなければならない。
5 日常生活の自立を助けるために、専門職による理学療法や作業療法を行わなければならない。

正解: 2

これ、通所だけでなく、正当な理由なくサービス提供を拒否してはいけませんよね。

第28回介護福祉士国家試験過去問題:介護の基本-9

サービス担当者会議に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 サービス提供者の実践力の向上を主な目的とする。
2 利用者とその家族の参加を基本とする。
3 市町村社会福祉協議会が主催する。
4 市町村の会議室で開催することが望ましい。
5 利用者を匿名にして議論する。

正解: 2

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