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2013年01月 アーカイブ

2013年01月02日

第24回介護福祉士国家試験過去問題:障害の理解1

ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health;国際生活機能分類)にしたがって次の状態を定義した場合、正しいものを一つ選びなさい。

1 片足を切断しても義足を着けて歩くことができるのは「参加」である
2 右片麻痺があるが福祉用具を使って食事を作ることができるのは「活動」である
3 尿失禁が思わぬときに起こるのでゲートボール大会への出場を控えるのは「活動制限」である
4 調理や掃除等の生活行為ができなくなるのは「参加制約」である
5 盲導犬利用者が結婚式への出席を断られるのは「活動制限」である

正解: 2

ICFは何度でも確認しておきましょう。

第24回介護福祉士国家試験過去問題:障害の理解2

ノーマライゼーションに関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

1 大規模入所施設を増加させた。
2 スウェーデンで初めて提唱された。
3 昭和40年代の日本の障害者施策に強い影響を与えた。
4 「統合教育」という意味である。
5 障害者基本計画を支える理念の一つである。

正解: 5

第24回介護福祉士国家試験過去問題:障害の理解3

自宅療養中のEさん(76歳、男性)は、他人への意思伝達は筆談で行っている。また、歩行のときには、右手でT字杖を使用し、左足に短下肢装具を装着している。
Eさんの現在の障害の状況として、最も適切なものを一つ選びなさい。

1 失語
2 記憶障害
3 片麻痺
4 失調
5 大腿の切断

正解: 3

左片麻痺ですね。

第24回介護福祉士国家試験過去問題:障害の理解4

内部障害に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

1 慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease)では、透析療法が必要となる場合がある
2 慢性腎不全(chronic renal failure)では、在宅酸素療法が必要となる場合がある
3 大腸がん(colorectal cancer)では、消化管ストーマが必要となる場合がある
4 ヒト免疫不全ウィルス(HIV)病(human immunodeficiency virus〔HIV〕disease)では、尿路ストーマが必要となる場合がある
5 肝硬変(liver cirrhosis)では、埋(植)込式心臓ペースメーカーが必要となる場合がある

正解: 3

第24回介護福祉士国家試験過去問題:障害の理解5

失語症(aphasia)に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

1 あいさつなどの定型化している言葉は障害されやすい。
2 脳血管障害(cerebrovasucular disorder)による構音障害は失語症に含まれる。
3 文や文章よりも単語の理解が困難になる。
4 聴覚障害から生じる音声言語の不正確さは失語症に含まれる。
5 聴覚的理解を補うためには、はっきりした言葉でゆっくりと話しかける。

正解:5

構音障害と失語症の違いは間違えやすいので注意しましょう。

第24回介護福祉士国家試験過去問題:障害の理解6

統合失調症(schizophrenia)の回復期の対応として、適切なものを一つ選びなさい。

1 新しい事を数多く体験することで自信を持たせる。
2 発症前の生活リズムにすぐに戻すよう支援する。
3 病の体験と現実との葛藤があることを理解して支援する。
4 家族と相談しながら薬を減らすよう勧める。
5 同世代の人と同じように仕事や余暇活動をするという目標を立てる。

正解: 3

とにかく焦らせたり急激な変化を求めないことですよね。

第24回介護福祉士国家試験過去問題:障害の理解7

高次脳機能障害(higher brain dysfunction)の種類と症状に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。

1 遂行機能障害のため、日常生活や仕事の内容を計画して実行できない
2 半側空間無視のため、歯ブラシの使い方が分からない
3 社会的行動障害のため、字の読み書きができない
4 失行のため、同時に二つ以上のことに気配りできない
5 注意障害のため、突然興奮したり、怒り出す

正解: 1

高次脳の特徴や認知症の違いなどもチェックしておきましょう。

第24回介護福祉士国家試験過去問題:障害の理解8

知的障害に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。

1 一度、正常に発達した知的機能が、脳の器質的障害により低下した状態をいう。
2 知的機能の障害及び日常生活の支障によって特徴づけられる。
3 その障害がおおむね10歳までにあらわれたものをいう。
4 重症心身障害とは、重度の知的障害と重度の内部障害が重複した状態をいう。
5 知的障害児・者の施設入所者数は在宅者数に比べて多い。

正解: 2

10歳までではなく、18歳までにあらわれたものと定義されています。

第24回介護福祉士国家試験過去問題:障害の理解9

広汎性発達障害の特性として、正しいものを一つ選びなさい。

1 親の育て方による障害
2 本人の努力不足による障害
3 その症状が通常成人期以降に発現する障害
4 コミュニケーションの障害
5 廃用症候群による障害

正解: 4

政治家でも、4を1との因果関係で位置づけようとしている人もたくさんいるようですが、
明らかに間違いです。

第24回介護福祉士国家試験過去問題:障害の理解10

知的障害があるFさん(51歳、女性)は、入所施設で生活介護を受けながら生活していた。ADL(Activities of Daily Living;日常生活動作)は自立しているが、家事や金銭管理について援助が必要な状況である。家族から経済的支援、精神的支援を得ることはできない。ある日、Fさんから「仕事はできないけれど、ここから出て暮らしてみたい」との希望があり、検討することになった。入所施設がFさんの地域生活を支援するためのアプローチとして、最も適切なものを一つ選びなさい。

1 就労移行支援の利用を勧める
2 行動支援を受けるために、市町村に申請する
3 一人で外出できるように、入所施設内で手引き歩行の訓練を行う
4 発達障害者支援センターに連絡を取り、支援を依頼する
5 地域自立支援協議会に個別支援計画の検討を依頼する

正解: 5

第24回介護福祉士国家試験過去問題:こころとからだのしくみ1

マズロー(Maslow,A.H.)の欲求階層説に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

1 承認欲求は生理的欲求である
2 最下層にあるものは自己実現の欲求である
3 欲求を4段階に分類している
4 所属・愛情の欲求は最上層の欲求である
5 安全欲求は欠乏欲求である

正解: 5

第24回介護福祉士国家試験過去問題:こころとからだのしくみ2

介護老人保健施設に入所しているGさん(78歳,女性)は上品で化粧も上手で、入所している人から関心を持たれていた。訓練の際にも入所者から励まされ、どうにか伝い歩きができるようになっていた。そこへ車いすのHさん(75歳,女性)が新しく入所してきた。Hさんは裕福な家庭で、家族の来訪の際には入所者へのプレゼントもあり、入所者の関心はHさんに移ってしまった。するとGさんは伝い歩きをしなくなり、失禁までするようになった。
Gさんの適応機制(防衛機制)として、最も適切なものを一つ選びなさい。

1 逃避
2 同一化(同一視)
3 退行
4 昇華
5 抑圧

正解: 3

この問題は毎回絶対出ると思っていいです。

第24回介護福祉士国家試験過去問題:こころとからだのしくみ3

血液中において酸素の運搬を行っている成分として、正しいものを一つ選びなさい。

1 血しょう
2 血小板
3 赤血球
4 白血球
5 リンパ球

正解:3

第24回介護福祉士国家試験過去問題:こころとからだのしくみ4

老化に伴う口腔・嚥下機能の変化として、正しいものを一つ選びなさい。

1 唾液分泌量が増加する
2 味蕾の数は変わらない
3 嚥下反射が亢進する
4 咀嚼力は変わらない
5 舌の動きが低下する

正解: 5

具体的にイメージすれば解答にたどり着くはず。

第24回介護福祉士国家試験過去問題:こころとからだのしくみ5

I A D L (Instrumental Activities of Daily Living;手段的日常生活動作)に含まれる項目として、正しいものを一つ選びなさい。

1 洗面
2 更衣
3 移乗
4 洗濯
5 友人との付き合い

正解: 4

ADLとIADLの違いを理解しておきましょう。

第24回介護福祉士国家試験過去問題:こころとからだのしくみ6

脊髄小脳変性症(spinocerebellar degeneration)に見られる歩行として、正しいものを一つ選びなさい。

1 小刻み歩行
2 間欠性跛行
3 失調性歩行
4 すくみ足歩行
5 加速歩行

正解: 3

第24回介護福祉士国家試験過去問題:こころとからだのしくみ7

長期臥床により生じやすい症状・疾患として、最も適切なものを一つ選びなさい。

1 無尿
2 心機能亢進
3 下痢
4 肺炎(pneumonia)
5 貧血(anemia)

正解: 4

第24回介護福祉士国家試験過去問題:こころとからだのしくみ8

Jさん(80歳,女性)は腰椎圧迫骨折(lumbar compression fracture)のため2週間入院し、10日前に退院した。症状は軽快し現在はコルセットを使用しており、腰痛もない。ほかに持病はなく日常生活は自立している。近所に住む娘から「昼間の様子を見に行くと、いつも横になっている」と相談を受けた。Jさんに対して、特に廃用症候群(disuse syndrome)の予防のために行う介護職のアドバイスとして、最も適切なものを一つ選びなさい。

1 日中の休養は座位でとるようにする
2 食事の量を制限して体重を減らす
3 鎮痛剤を多めに服用する
4 病院に再入院を依頼する
5 ポータブルトイレを利用する

正解: 1

第24回介護福祉士国家試験過去問題:こころとからだのしくみ9

摂食・嚥下に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

1 先行期は認知機能の影響を受ける。
2 準備期では食塊を咽頭に送り込む。
3 口腔期の食塊の移送は口唇で行う。
4 咽頭期は鼻腔が開放して始まる。
5 食道期は随意的な運動で行われる。

正解: 1

第24回介護福祉士国家試験過去問題:こころとからだのしくみ10

42度以上の高温による入浴が身体に与える影響として、正しいものを一つ選びなさい。

1 心拍数が減少する
2 血圧が低下する
3 筋肉が収縮する
4 腸の動きが活発になる
5 腎臓の働きが促進される

正解: 3

第24回介護福祉士国家試験過去問題:こころとからだのしくみ11

睡眠に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

1 睡眠時間が長ければ長いほど健康的である。
2 レム睡眠は30分ごとに繰り返し出現する。
3 抗ヒスタミン薬は覚醒作用がある。
4 最も深い眠りの段階はノンレム睡眠である。
5 ヒトは松果体に体内時計がある。

正解: 4

レム睡眠とノンレム睡眠の違いを確認しましょう。
ちなみに、間隔は90分間隔。

第24回介護福祉士国家試験過去問題:こころとからだのしくみ12

キューブラー・ロス(Kübler-Ross,E.)が示した終末期にある人の心理の過程として、正しいものを一つ選びなさい。

1 悲観
2 怒り
3 卑屈
4 悟り
5 平安

正解: 2

2013年01月04日

第24回介護福祉士国家試験過去問題:総合問題1

次の事例を読んで答えなさい。

(事例)
Kさん(78歳、女性)は、アルツハイマー型認知症(dementia of hte Alzheimer's type)(認知症高齢者の日常生活自立度ランクⅡa)と診断されていた。夫が亡くなった後、隣町で理容店を営む息子夫婦と同居するようになった。3ヶ月たった頃から夕方になると「夫が帰って来ない」と玄関先に座るようになり、夜中に夫を探して家中歩き回るようになった。診察の結果、認知症(dementia )の進行(認知症高齢者の日常生活自立度ランクⅢb)が認められた。Kさんが夜間に徘徊するため息子の妻は不眠が続き体調を崩してしまった。現在、Kさんは自宅に近いグループホームに入所している。

問題
夕方になると「夫が帰ってくるので、家に帰ります」と言って足早に外に出ようとするKさんに介護職がかける言葉として、最も適切なものを一つ選びなさい。

1 「暗くなるので外は危ないですよ」
2 「家に帰りたいのですね」
3 「ここがKさんの家ですよ」
4 「明日息子さんに来てもらいましょう」
5 「もうすぐ夕食の時間ですよ」

正解: 2

相手の気持ちを尊重し認めるというところで、まずは2が正解と考えられますが、
実際にグループホームで対応している方は全部言ったことがあると思います。
どれも明らかに間違っている、ということはないと思いますが・・・。

第24回介護福祉士国家試験過去問題:総合問題2

次の事例を読んで答えなさい。

(事例)
Kさん(78歳、女性)は、アルツハイマー型認知症(dementia of hte Alzheimer's type)(認知症高齢者の日常生活自立度ランクⅡa)と診断されていた。夫が亡くなった後、隣町で理容店を営む息子夫婦と同居するようになった。3ヶ月たった頃から夕方になると「夫が帰って来ない」と玄関先に座るようになり、夜中に夫を探して家中歩き回るようになった。診察の結果、認知症(dementia )の進行(認知症高齢者の日常生活自立度ランクⅢb)が認められた。Kさんが夜間に徘徊するため息子の妻は不眠が続き体調を崩してしまった。現在、Kさんは自宅に近いグループホームに入所している。

問題
息子夫婦は週一回面会に来るようになったが、Kさんの病状が進行していくことを心配している。息子夫婦に対する介護職の働きかけとして、最も適切でないものを一つ選びなさい。

1 過去1週間のKさんの生活の状態を報告した
2 面会時にKさんと一緒に近所を散歩することを勧めた
3 今後予測されるKさんの状態を説明した
4 他の利用者を考慮して月1回の面会にしてほしいと頼んだ
5 病状のことで問題があれば医療職と連携して対応することを伝えた

正解: 4

不適切なものなので、4ですね。

第24回介護福祉士国家試験過去問題:総合問題3

次の事例を読んで答えなさい。

(事例)
Kさん(78歳、女性)は、アルツハイマー型認知症(dementia of hte Alzheimer's type)(認知症高齢者の日常生活自立度ランクⅡa)と診断されていた。夫が亡くなった後、隣町で理容店を営む息子夫婦と同居するようになった。3ヶ月たった頃から夕方になると「夫が帰って来ない」と玄関先に座るようになり、夜中に夫を探して家中歩き回るようになった。診察の結果、認知症(dementia )の進行(認知症高齢者の日常生活自立度ランクⅢb)が認められた。Kさんが夜間に徘徊するため息子の妻は不眠が続き体調を崩してしまった。現在、Kさんは自宅に近いグループホームに入所している。

問題
認知症高齢者の日常生活自立度ランクⅣまで認知症が進行したときに予測されるKさんの状態として、最も適切なものを一つ選びなさい。

1 息子夫婦の商売を心配するようになる
2 自室の掃除など身の回りのことをするようになる
3 食事のたびに代金の事を心配するようになる
4 夫のことを言わなくなる
5 妄想による問題行動が継続する

正解: 4

もともと保持していた記憶も失われていくということです。

第24回介護福祉士国家試験過去問題:総合問題4

次の事例を読んで答えなさい。

(事例)
Lさん(24歳、男性)は、小さい頃からスポーツ好きだった。特に球技が得意で、学生時代はサッカー選手だった。2年前に大学を卒業後、就職して2カ月後に交通事故で胸髄損傷(thoracic spinal cord injury)を負い、両下肢が不全麻痺の状態になった。尿意はなかったが自己導尿が可能となっていた。障害手帳を取得したものの、家に引きこもって家族の介護を受けていた。1年前よりようやく生活介護事業所に通所できるようになった。通所当初から障害を受容できず、何事にも消極的で、他の利用者や職員とほとんどコミュニケーションをとらなかった。生活面も車いすへの移乗や移動は職員任せであった。時折、外を見ながら、涙ぐんでいるときがあった。ある日、送迎時の車の中で、Lさんは職員に「なぜこんなことになったのか、僕には仕事も、スポーツも、結婚も、もうない」とぽつりと言った。

問題
送迎に付き添う介護職が、Lさんにかける言葉として、最も適切なものを一つ選びなさい。

1 「頑張ればきっとよくなりますよ」
2 「リハビリをして仕事に復帰しましょう」
3 「サッカーの試合を観戦しに行きませんか」
4 「今の思いをゆっくり話してみませんか」
5 「学生時代の友人に会ってみませんか」

正解: 4

第24回介護福祉士国家試験過去問題:総合問題5

次の事例を読んで答えなさい。

(事例)
Lさん(24歳、男性)は、小さい頃からスポーツ好きだった。特に球技が得意で、学生時代はサッカー選手だった。2年前に大学を卒業後、就職して2カ月後に交通事故で胸髄損傷(thoracic spinal cord injury)を負い、両下肢が不全麻痺の状態になった。尿意はなかったが自己導尿が可能となっていた。障害手帳を取得したものの、家に引きこもって家族の介護を受けていた。1年前よりようやく生活介護事業所に通所できるようになった。通所当初から障害を受容できず、何事にも消極的で、他の利用者や職員とほとんどコミュニケーションをとらなかった。生活面も車いすへの移乗や移動は職員任せであった。時折、外を見ながら、涙ぐんでいるときがあった。ある日、送迎時の車の中で、Lさんは職員に「なぜこんなことになったのか、僕には仕事も、スポーツも、結婚も、もうない」とぽつりと言った。

問題
職員はLさんがサッカー選手だった事を知り、週末に地域にある障害者スポーツセンターに行くことを勧めた。それが良いきっかけとなったのか、その後、Lさんは車いすバスケットボールを始めることを考えるようになった。
Lさんが障害者スポーツに参加するための支援として、適切な物を一つ選びなさい。

1 移動支援
2 行動支援
3 重度障害者等包括支援
4 居宅介護
5 コミュニケーション支援

正解:1

第24回介護福祉士国家試験過去問題:総合問題6

次の事例を読んで答えなさい。

(事例)
Lさん(24歳、男性)は、小さい頃からスポーツ好きだった。特に球技が得意で、学生時代はサッカー選手だった。2年前に大学を卒業後、就職して2カ月後に交通事故で胸髄損傷(thoracic spinal cord injury)を負い、両下肢が不全麻痺の状態になった。尿意はなかったが自己導尿が可能となっていた。障害手帳を取得したものの、家に引きこもって家族の介護を受けていた。1年前よりようやく生活介護事業所に通所できるようになった。通所当初から障害を受容できず、何事にも消極的で、他の利用者や職員とほとんどコミュニケーションをとらなかった。生活面も車いすへの移乗や移動は職員任せであった。時折、外を見ながら、涙ぐんでいるときがあった。ある日、送迎時の車の中で、Lさんは職員に「なぜこんなことになったのか、僕には仕事も、スポーツも、結婚も、もうない」とぽつりと言った。

問題
Lさんは、車いすバスケットボールをすることにより、様々な活動に積極的に参加するようになった。半年後週2回の自立訓練(機能訓練)を始めて、現在では右足で体重が支えられるまでになった。そこでLさんは、両上肢を利用して車いすへの移乗が可能であったが、自分の足で車いすへの移乗ができることを希望し訓練を始めた。
この時点で、Lさんがベッドから車いすに自力で移乗する際に介助をするときの留意点として、適切なものを一つ選びなさい。

1 左側に車いすを置く
2 右足を前に出す
3 上体を垂直にする
4 勢いをつけて立ち上がる
5 右足の膝折れに注意する

正解: 5

両下肢の不全麻痺なので。

第24回介護福祉士国家試験過去問題:総合問題7

次の事例を読んで答えなさい。

(事例)
 Mさん(55歳、男性、要介護5)は、妻(54歳)と娘(25歳、会社勤務)の三人暮らしである。52歳のときに、筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)を発症した。54歳でほぼ全介助となった。現在、食事はミキサー食である。風呂好きであったが、発症後は妻が清拭と部分浴をしている。リフトを使用してリクライニング式車いすへ移乗し、午前と午後に1時間程度座っている。右手の親指のみ、少し動かすことができる状態である。
 最近のMさんは球麻痺症状が強くなり、呼吸もしづらくなってきている。医師から「今後1か月以内には、胃瘻の造設と人口呼吸器装着が必要になるだろう」と説明を受けている。主となる介護者は妻であるが、娘は夕方から就寝まで手伝っている。
 娘は半年後に結婚を控えている。Mさんは結婚式に出席して、娘を祝福したいと思っている。

問題
現在、Mさんに現れている症状として、正しいものを一つ選びなさい。

1 認知障害
2 感覚障害
3 嚥下障害
4 膀胱直腸障害
5 眼球運動障害

正解: 3

第24回介護福祉士国家試験過去問題:総合問題8

次の事例を読んで答えなさい。

(事例)
 Mさん(55歳、男性、要介護5)は、妻(54歳)と娘(25歳、会社勤務)の三人暮らしである。52歳のときに、筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)を発症した。54歳でほぼ全介助となった。現在、食事はミキサー食である。風呂好きであったが、発症後は妻が清拭と部分浴をしている。リフトを使用してリクライニング式車いすへ移乗し、午前と午後に1時間程度座っている。右手の親指のみ、少し動かすことができる状態である。
 最近のMさんは球麻痺症状が強くなり、呼吸もしづらくなってきている。医師から「今後1か月以内には、胃瘻の造設と人口呼吸器装着が必要になるだろう」と説明を受けている。主となる介護者は妻であるが、娘は夕方から就寝まで手伝っている。
 娘は半年後に結婚を控えている。Mさんは結婚式に出席して、娘を祝福したいと思っている。

問題
自宅でMさんの入浴介護を行うために簡易浴槽が必要になった。利用できるサービスとして、正しいものを一つ選びなさい。

1 特定福祉用具販売
2 生活支援事業
3 日常生活用具給付等事業
4 福祉用具貸与
5 難病患者等居宅生活支援事業

正解:1

第24回介護福祉士国家試験過去問題:総合問題9

次の事例を読んで答えなさい。

(事例)
 Mさん(55歳、男性、要介護5)は、妻(54歳)と娘(25歳、会社勤務)の三人暮らしである。52歳のときに、筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)を発症した。54歳でほぼ全介助となった。現在、食事はミキサー食である。風呂好きであったが、発症後は妻が清拭と部分浴をしている。リフトを使用してリクライニング式車いすへ移乗し、午前と午後に1時間程度座っている。右手の親指のみ、少し動かすことができる状態である。
 最近のMさんは球麻痺症状が強くなり、呼吸もしづらくなってきている。医師から「今後1か月以内には、胃瘻の造設と人口呼吸器装着が必要になるだろう」と説明を受けている。主となる介護者は妻であるが、娘は夕方から就寝まで手伝っている。
 娘は半年後に結婚を控えている。Mさんは結婚式に出席して、娘を祝福したいと思っている。

問題
娘の結婚式を2週間後に控え、娘を祝福したいというMさんの願いをかなえるために、Mさん、妻、介護支援専門員、医師、看護師、作業療法士及び訪問介護員によるカンファレンスが開かれた。 
訪問介護員の役割として、最も適切なものを一つ選びなさい。

1 医療職と連携し、体調管理をする
2 痰の吸引方法を指導する
3 結婚式場の環境を一緒に下見する
4 意思伝達装置のスイッチを工夫する
5 人工呼吸器の事故が発生したときの対応方法を指導する

正解:1

第24回介護福祉士国家試験過去問題:総合問題10

次の事例を読んで答えなさい。

(事例)
Nさん(75歳、女性)は一人暮らしで、公営住宅の3階に住んでいる。公営住宅にはエレベーターはない。10年前より高血圧の内服治療を受けている。軽度の知的障害があるが、通常の生活を送っている。近所に住んでいる甥は週に1回程度Nさん宅を訪問し、金銭管理面の世話をしている。
 1か月くらい前から、いつものように動くと息切れがする、疲れやすい、足がむくんでだるい、お腹が張るなどの症状がNさんに出現した。主治医から「心不全(heart failure)を起こしているから安静にするように」と告げられた。入院治療を勧められたが拒否し、自宅での生活を続けることになった。甥はNさんのことを心配し、介護保険制度を利用することを提案した。

問題
Nさんは、訪問介護サービス〔週3回(昼のみ)〕、訪問看護サービス〔週1回〕を利用することになった。訪問介護員がNさんの状態について訪問介護員がNさんの状態について訪問看護師に報告する内容として、最も優先すべきものを一つ選びなさい。

1 口臭の有無
2 体重の変化
3 便の回数
4 睡眠時間
5 家事動作

正解: 3


第24回介護福祉士国家試験過去問題:総合問題11

次の事例を読んで答えなさい。

(事例)
Nさん(75歳、女性)は一人暮らしで、公営住宅の3階に住んでいる。公営住宅にはエレベーターはない。10年前より高血圧の内服治療を受けている。軽度の知的障害があるが、通常の生活を送っている。近所に住んでいる甥は週に1回程度Nさん宅を訪問し、金銭管理面の世話をしている。
 1か月くらい前から、いつものように動くと息切れがする、疲れやすい、足がむくんでだるい、お腹が張るなどの症状がNさんに出現した。主治医から「心不全(heart failure)を起こしているから安静にするように」と告げられた。入院治療を勧められたが拒否し、自宅での生活を続けることになった。甥はNさんのことを心配し、介護保険制度を利用することを提案した。

問題
訪問介護サービス開始後1か月経過した。Nさんの症状は軽減し、医師から「少しずつ身体を動かしていくようにしましょう」と言われた。訪問介護員が行う日常生活の支援として、最も適切なものを一つ選びなさい。

1 1回の食事摂取量を増やすよう促す
2 買い物に出かけるよう促す
3 食事を一緒につくるよう促す
4 布団を上げて掃除をするよう促す
5 長時間の入浴を促す

正解: 3

第24回介護福祉士国家試験過去問題:総合問題12

次の事例を読んで答えなさい。

(事例)
Nさん(75歳、女性)は一人暮らしで、公営住宅の3階に住んでいる。公営住宅にはエレベーターはない。10年前より高血圧の内服治療を受けている。軽度の知的障害があるが、通常の生活を送っている。近所に住んでいる甥は週に1回程度Nさん宅を訪問し、金銭管理面の世話をしている。
 1か月くらい前から、いつものように動くと息切れがする、疲れやすい、足がむくんでだるい、お腹が張るなどの症状がNさんに出現した。主治医から「心不全(heart failure)を起こしているから安静にするように」と告げられた。入院治療を勧められたが拒否し、自宅での生活を続けることになった。甥はNさんのことを心配し、介護保険制度を利用することを提案した。

問題
さらに2週間が経過して、Nさんの生活は病気になる前の状態に近くなり、訪問看護サービスは終了となった。一方、仕事の都合でNさんの甥は遠方に引っ越した。
今後、Nさんが自立した生活をしていくための訪問介護員の対応として、最も適切なものを一つ選びなさい。

1 訪問介護サービスを終了する。
2 金銭の管理を甥から引き継ぐ。
3 甥を一人で訪問するよう勧める。
4 1階への転居について相談するよう勧める。
5 食事の味付けを濃くするよう勧める。

正解: 4

お疲れ様でした。
これで第24回の介護福祉士国家試験の過去問、全ての問題となります。
どのくらいの問題が正解できましたか。
苦手科目などを把握することが出来ましたか?

また今後、
科目別の攻略ポイントなどもあらためて紹介したいと思います。

2013年01月06日

まだ間に合う?どうする直前対策本の購入。

いよいよあと3週間。
試験の準備は進んでいますか?
風邪などひかないように、体調管理だけはお忘れなく。

問題集とか用語のチェックとかやってみたけど、まだ不安な方。
まったく準備をしていなくて、年が明けてやっと慌てはじめた方。
今からがラストスパートです。

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こういった直前対策本を使って、
短期間でポイントを絞って学習することで効率アップを図ってみてはいかがでしょうか。

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2013年01月08日

介護福祉士国家試験科目別攻略ポイント:人間の尊厳と自立

ここからは各科目別の攻略ポイントについて解説します。

まずは、人間の尊厳と自立。
出題は2題。

前回の試験では、
利用者の意向に寄り添う姿勢と、
介護福祉士としての職業倫理が問われる出題でした。

ただ、難易度自体は高いものではないので、
以前の国家試験のように、第一問から出鼻をくじかれるような問題、ということはなさそうです。

ちゃんと読解できれば、素直に回答できると思います。

人間の尊厳と自立の項目と介護の基本の項目と、
そのどちらかの項目で得点がないと、基準点を越えていても合格はできません。
介護の基本の方が問題数が多いのですが、
職場・業務の経験によってはイメージしにくい問題も多いので、難易度は高いと思います。

この人間の尊厳と自立の項目では確実に点を取るようにしておきましょう。

介護福祉士国家試験科目別攻略ポイント:人間関係とコミュニケーション

科目別の攻略ポイント、続いては人間関係とコミュニケーション。
出題はこちらも2題。

介護職・相談職としてのコミュニケーション技法のようなことを問うわけではなく、
人としてのかかわり方の基本を問うような出題です。

これも知識的な難易度は高くありません。
落ち着いていれば、スムーズに回答が出せるのではないでしょうか。

人間関係とコミュニケーションの項目と、
コミュニケーション技術の項目のうち、どちらかで得点がないと、
合格基準点に達していても合格できません。
コミュニケーション技術の方が、技術的なコミュニケーションを問う出題なので、
社会福祉士の資格を持っている人や専門学校などで教育を受けた方は
解答しやすいと思いますが、そうでなければ、
難易度の低いこちらの項目で得点を確実にしておくことは必要です。

介護福祉士国家試験科目別攻略ポイント:社会の理解

続いての科目別攻略法、社会の理解です。
出題は12問。

これまで、社会福祉概論といった科目名だったものが、この社会の理解です。
つまり、福祉の歴史や制度の問題などが出題される難関です。

このあたりは介護の実践だけでは身についていかない知識ですので、
勉強量がものを言います。
できないと思った問題は、すぱっと諦めて、
なんとなくそれらしいと思える解答をチェックして、次の問題に進みましょう。

この社会の理解の12問で正解がなければ、基準点を越えていても不合格です。

2013年01月10日

介護福祉士国家試験科目別攻略ポイント:介護の基本

続いては介護の基本の科目別攻略法です。

出題は16問。
生活支援技術(20問)の次に多い出題数ですので、かなりのボリュームです。

ICFやリハビリテーションの考え方、個人情報保護についてなど、
技術的な問題というよりも概念的な問題が大部分を占めています。

まずはICFの概念図を頭に叩き込んでおくことと、
自立支援という考え方を確認しておきましょう。

リスクマネジメントについても、
感染予防や職員自身の体調管理などについても出題されています。
自分の職場の感染対策マニュアルなども見直してみると、
イメージしやすいのではないでしょうか。

人間の尊厳と自立の2問とこの介護の基本の16問、あわせて18問のうちで
得点が取れていなければ合計点が合格基準点に達していても不合格となります。

介護福祉士国家試験科目別攻略ポイント:コミュニケーション技術

続いての科目別攻略ポイントはコミュニケーション技術です。

出題は8問。

技術的な面でのコミュニケーションについての出題ですので、
障害によって意思疎通に支障がある場合の情報伝達などについて
普段の実践を振り返りながら回答していくことができれば
得点を重ねていけると思います。
言葉でのコミュニケーションだけでなく、非言語コミュニケーションなどを
どのように使い分けていくかがポイントですね。

また、チームケアでのコミュニケーションとして
記録や伝達などについての出題もされるのが厄介ですね。

人間関係とコミュニケーションの2問とあわせた10問の中で
得点が取れなかった場合は合格基準点に到達していても不合格になります。
この二つの科目が特別難しいわけではないと思いますが、
問題数が10問のなかで得点を取らないといけないので、
もし科目内で得点が取れなくて不合格になるケースがあるとしたら、
この2科目での無得点によるものか、
発達と老化の理解」の科目での不合格が多くなるのではないでしょうか。

解答のチェックミスがないように、特に注意をしておきましょう。

介護福祉士国家試験科目別攻略ポイント:生活支援技術

続いて生活支援技術の攻略ポイント解説です。

問題は20問。
科目別で最もボリュームの多い科目がこの生活支援技術です。

介護の技術的な出題ですので、
最も介護福祉士の国家試験らしい出題が多い科目ですね。

ただ、勤務している職場や経験によって、
イメージしにくい出題も多いです。
在宅サービスの人は施設での介護についての情報や知識が乏しい面があったり、
その逆もそうですので、
経験がものを言う部分もあります。

また、こんな曲者の出題もあります。

ベンジンで処理するしみの種類として、適切なものを一つ選びなさい。

1 チョコレート
2 コーヒー
3 果汁
4 しょうゆ
5 血液

以前の国家試験にあった家政学概論はこの科目の中に含まれますので、
家事支援の技術も問われます。

家事支援についての学習をしようと思っても範囲が限りなく広いので、
時間や得点の配分などを考えれば、最初から捨ててしまうのもひとつの方法ですね。

この生活支援技術で得点が取れなければ
合格基準点に達していても不合格になります。

2013年01月11日

介護福祉士国家試験科目別攻略ポイント:介護過程

介護過程の科目に関する攻略ポイントの紹介です。

出題は8問。

いわゆるアセスメント領域であったり、
課題や目標設定といったプロセスに関する問題です。

介護においても一般的にいうPDCAサイクルをもとにしているので、
これを意識しておきましょう。
Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)
それと、利用者と協働して計画を作成することや、
目標達成のためのチームアプローチの必要性が出題に上がっていますね。

それほど問題自体が難しいとは思いません。
が、注意しなければいけないのは、
出題数が8問しかないということです。
この介護過程の科目の中で得点がない場合は、
全体で合格基準点に達していても不合格になります。
出題数が少ないので、注意して解答しましょう。

介護福祉士国家試験科目別攻略ポイント:発達と老化の理解

続いての科目別攻略法、発達と老化の理解についての解説をします。

出題は8問。

これまでの国家試験で医学一般の科目に分類されていた問題がメインになる科目です。
発達と老化の理解、という科目名ですが、
前回の試験では発達に関しての出題はありませんでした。
つまり老化による変化についての出題のみ。

加齢変化についてしっかりポイントを絞って学習しておきましょう。

この8問の中で得点が取れない場合は、
全体で合格基準点に達していても不合格になります。
医療的知識にあまり自信がない人にとっては、
この科目はかなり鬼門になりそうです。

介護福祉士国家試験科目別攻略ポイント:認知症の理解

続いては、認知症の理解についての科目に絞って試験合格に向けた注意点をお伝えします。

出題は10問。

認知症に絞った科目を新しく作ったということは、
それだけ認知症ケアのできる人材の育成が求められていると理解していただきたい。
認知症の疾患別のポイントを、大まかでいいので比較・確認しておきましょう。

あと、前回は長谷川式スケールについての出題もありました。
毎回出題される内容ではないと思いますが、
どんな質問項目なのか、一度見ておくといいでしょうね。

この認知症の理解の項目の10問、
ここで得点が無ければ全体の得点が基準点を越えていても不合格になります。
難易度としてはやや難しい問題も見られることもあり、
10問と問題数も少ないので、注意しましょう。

2013年01月13日

介護福祉士国家試験科目別攻略ポイント:障害の理解

今回の科目別必勝法については、障害の理解です。

問題は10問。

障害の理解、ということになると、身体障害についての問題が多くなると思った方も多いかと思いますが、前回の試験で出題された者の内訳は非常に興味深いものでした。

・ICFについて
・ノーマライゼーションについて
・片麻痺
・内部障害
・失語症
・統合失調症
・高次脳機能障害
・知的障害
・広汎性発達障害
・知的障害

かなりばらけていますね。身体障害についての設問は片麻痺だけですね。
どの分野もまんべんなく学習しておく必要があるということでしょうね。
高齢者福祉の分野だけの経験がない人にとっては
イメージのしにくい問題も多いと思いますので、苦手分野は自覚して復習しましょう。

科目内の10問のうちに正解がないと基準点を越えていても不合格です。

介護福祉士国家試験科目別攻略ポイント:こころとからだのしくみ

続いての攻略法はこころとからだのしくみです。

出題は12問。

過去の試験の科目でいえば、
医学一般や精神保健など、様々な科目が入り混じっているような印象です。

ただ、このなかの一問は適応規制(逃避とか抑圧とかのあれ)が出題されると思ってよさそうですね。
前回の試験でもマズローの欲求階層やキューブラー・ロスの死への受容の課程など、
暗記しておく内容が多くなりそうですね。

この12問で正解を取らないと基準点に達していても不合格になります。
このサイトを見ている方にはそんな方はいないのかもしれませんが、
試験勉強を全くしないで受験する場合は、
ここで全問不正解で不合格ということもあるかもしれませんね。

介護福祉士国家試験科目別攻略ポイント:総合問題

科目別の攻略ポイント解説、これが最後ですね。
総合問題、出題は12問。

いわゆる事例問題です。
ひとつの事例につき3つの設問が用意されていました。

前回の出題では、
・認知症
・両下肢麻痺(脊髄損傷)
・筋萎縮性側索硬化症(ALS)
・心不全・軽度知的障害

というケースになります。
ALSのようなレアケースでの出題もありましたので、
4題のうち、ひとつくらいは、発症例の少ないケースなどが出題されるかもしれませんね。

言葉かけの仕方や接し方などがポイントです。
普段の自分のケアを振り返りつつ、
どんなケアをすべきなのか、または社会(と主催者側)にどんなケアをする介護福祉士が望まれているのかを考えながら回答していきましょう。

この科目でも12問のうちに正解がないと不合格になります。

以上が科目別の攻略ポイントです。
攻略ポイントを意識しながら回答していきましょう。

2013年01月18日

介護福祉士国家試験受験前最終チェック:ICFについて

介護福祉士国家試験前の最終チェックとして、
出題頻度の極めて高いものをおさらいしておきます。

まず、今回はICFの概念図です。

ICFの概念図
箕面市障害者事業団ホームページより

ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health)とは、
2001年にWHOが提唱した国際生活機能分類の略称です。
これまで医学的モデルでとらえていた障害を、
環境因子も含めてとらえるようになり、
その活動や社会参加を阻害するものが何か、
何が原因で健康状態を悪化させているのかなどを分析することができます。

相互に作用しあっているというのがICFの考え方で、
生活機能へのアプローチをチームで行い、健康状態の改善や生活の質の向上を目指します。

わかりやすい動画がありましたので、こちらをご覧ください。


介護福祉士国家試験受験前最終チェック:適応機制とは

毎年きまって出題される問題の代表格がこの適応規制。
普段、日常業務でもなかなかこれらの言葉を使うことはありませんが、
タイプに当てはめて分類することはできます。

それではどうぞ。

1.代償
 目標や衝動が満たされないときに、他の人・動物・物・別の目標に置き換えて、緊張を解消すること。

2.抑圧
 代表的な適応機制で、不満や葛藤などの原因となる欲求や動機を無意識の領域に押し込む機制。

3.投射
 受け入れがたい感情や欲求を自分が認めることは不安が生じるため、他の人や物に移し変えること。

4.置換
 ある対象に向けられた感情や態度を、全く別の対象に向ける

5.昇華
 置換えを基調とする防衛機制で、性的欲求や攻撃欲求など、社会的に容認されない欲求を容認可能な行動に変容して充足させるなど。

6.反動形式
 受け入れがたい衝動や欲求が抑圧され、それとは反対の行動で現れること。

7.否認
 受け入れたくない欲求や現実、不快な体験から目をそらすこと。臨死患者にも、病気の受容課程として生じる。

8.同一視
 自分にとって重要な人の期待している態度や価値観を取り入れて、それを基準とし、それに従った行動をとるようになること。

9.合理化
 葛藤や罪悪感を伴う言動を正当化するため、何か別の理由をつけて情緒的安定を図ろうとする試み。

10.逃避
 うまく適応できない状態から逃げること。空想への逃避、病気への逃避、他の現実への逃避がある。

11.補償
 自分の欠点や劣等感を感じている部分に対して、他の部分に優越感を感じることで心理的安定を図る。

12.知性化
 本能や衝動をコントロールするため、合理的・理性的な判断をしながら理知的に処理していくこと。

13.白昼夢
 空想によるイメージ内の活動で自己を満たし、現実逃避すること。

14.攻撃機制
 欲求不満などの原因に対して、攻撃を加えるなどの脅威を与えることで、解決を図ること。


はっきりいって、覚えるしかありません。
ただ、覚えれば確実に得点は取れます。

置換や補償など、区別のつきにくいものもありますので、
事例も合わせて覚えるとわかりやすいかと思います。

介護福祉士国家試験受験前最終チェック:過去問模擬テストで確認しよう。

最終チェック、最後は過去問からの出題で模擬テストを受けてみましょう。

過去問からの抜粋による模擬テストを用意していますので、
ぜひ力試しに、そして最終確認にやってみましょう。

介護福祉士国家試験過去問題抜粋模擬テスト

第25回介護福祉士国家試験解答速報掲載サイト一覧(平成24年度)

試験開催まであと10日を切りました。

試験後には模範解答を確認して自己採点を行いましょう。
いくつかのサイトで模範解答を掲載しますので、
比較しながら自己採点をしていきましょう。
事前登録が必要なサイトもありますので、
試験前に確認しておくことをお勧めします。

藤仁館学園

ユーキャン インターネット解答速報(登録不要)
資格の大原(登録不要)

けあサポ(中央法規出版)(要登録)

カイゴジョブ(要登録)

やまだ塾

福祉教育カレッジ(登録不要)

東京アカデミー


模範解答にも各社でばらつきがありますので、
その情報や不適切問題の可能性のある問題、
ボーダーラインの予想など、
このブログからも発信していきたいと思います。

2013年01月25日

いよいよ第25回介護福祉士国家試験。最終確認を!

いよいよ1月27日(日)には介護福祉士士国家試験(筆記)です。
例年、インフルエンザなども流行する季節です。
しっかり感染予防をしながら、
食事・睡眠をとり、試験に備えて体力をつけていきましょう。

最終チェックには、過去問題抜粋模擬テストをお勧めします。
出題のパターンなどを確認し、自信をつけていきましょう。

また、所持品の確認もお早めに。

特に注意していただきたいのが携帯電話の取り扱いです。

介護福祉士国家試験では携帯電話の会場内持ち込みが禁止されています。

Q.試験会場へ携帯電話を持ち込んでもよいですか。
A.回答不正行為等の防止の観点から、試験会場への携帯電話を含む通信機器等の持ち込みを一切禁止します。この受験条件に違反して携帯電話を含む通信機器等の持ち込みが確認されたときは、当該受験を無効とする場合があります。

例年ですが、会場では携帯電話を回収するための行列ができています。
こういった手続きや順番待ちにかなりの時間を浪費してしまいますので、
直前に復習する時間がなくなり、それが焦りにつながります。
携帯電話は持っていかないようにしましょう。
もし、どうしても道中、携帯電話を持っていなければいけない事情がある場合、
会場近くや最寄駅などにコインロッカーなどがあれば、
そこに携帯電話を入れておきましょう。

筆記試験まで残りあとわずか。
確実に点を重ねて合格を勝ち取りましょう。

2013年01月27日

第25回介護福祉士国家試験、ボーダーラインは?

介護福祉士国家試験を受験された皆様、お疲れ様でした。

この時点ですでに解答速報を発表している会社などもあります。
資格の大原
藤仁館学園
自己採点などされている方も多いと思いますが、
各社の模範解答にもしばらくはバラつきがあります。
補正されて、明日になるころには比較的正解に限りなく近い模範解答が出そろうかと思いますので、
まだあまり焦らずに状況を見守りましょう。

さて、今回の試験のボーダーライン予想です。
ここ数年でいえば、ボーダーラインは71点~76点くらいに集中していますが、
ボーダー84点という回もありましたので、油断は禁物です。

比較的点数が取れている人の声も多いようです。
まだ何とも言えませんが、
75点前後を基準に考えて、
85点取れれば安全圏と考えてもいいのではないでしょうか。

出題の傾向として、ややマニアックな問題も多かった印象でしたので、
前回の合格ボーダーよりも合格基準は低くなると思っています。
ボーダー73点くらいでしょうか。

模範解答がばらついている設問や
不適切問題のチェックなどもしていきたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いします。

2013年01月28日

第26回介護福祉士国家試験解答チェック、解答速報の誤報はどっち?

各社で解答速報が次々アップされていますが、
模範解答がすべての会社でそろっているわけではなく、
解答にばらつきがある問題が2問ほどありますので紹介します。

問題26 「介護休業制度」に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。 1 介護休業とは、10週間以上要介護状態が続いている家族を介護するためのものである。 2 介護休業は、家族1人について、通算して31日の期間を限度とする。 3 介護休業の対象となる家族には、別居の祖父母が含まれる。 4 要介護状態にある家族を1人介護する場合、1年度に5労働日を限度に、介護休暇を取得することができる。 5 要介護状態にある家族の通院の付添いに、介護休暇を使うことはできない。

これに対して、3と回答するところと、4と回答しているところがあります。

まず、3ですが、介護休業制度の対象をおさらいします。
介護休業の対象者になるのは、
・配偶者
・父母・子・配偶者の父母
・同居しかつ扶養している祖父母・兄弟・姉妹・孫
となっています。
つまり、別居の祖父母はこの対象にはなりません。

それでは4ですが、
これは要介護状態にある家族一人あたり1年に5日まで、介護の対象となる家族が二人以上いる場合は10日を限度に介護休暇を取得できますので、
これが正解。

もうひとつ、問116が割れているようですが、
これについてはまた詳しく見ていきたいと思います。

検証:第25回介護福祉士国家試験問題116は不適切問題か?

介護福祉士国家試験の解答速報もほぼ各社出揃っている印象です。
自己採点はいかがでしたか。

その中で、模範解答で大きく意見が割れたのが問題116です。

設問は以下のようになっています。

問題 116
Kさんは、股関節の屈曲制限があるので、便座を高くし、トイレ動作が自立できるように工夫する必要がある。
トイレットペーパーを右斜め前方に設置する場合、Kさんが便座に座った状態で、どの位置の高さにしたらよいか、適切なものを1つ選びなさい。
1 大腿骨骨頭
2 上腕骨中間部
3 脛骨中間部
4 鎖骨
5 腓骨中間部

たぶん、この問題を見ながら、
トイレに座って紙を取る動作をシュミレーションしている方もたくさんいたかと思います。

この問題、正解が、1と2とで大きく割れています。

通常、トイレットペーパーホルダーを設置する高さとしては、
トイレ座位で大腿部の高さを基本に考えるとします。

立ち上がりのために便座の高さを補う補高便座を購入したとすると、
一般的には補高便座の高さは30mmタイプか50mmタイプが販売されています。
なので、高さをかさ上げした場合、
大腿骨骨頭部よりも上、
上腕部中間部あたりが適切な高さに該当すると考えられます。
よって、正解は2と考えるべきなのではないでしょうか。

ただ、これだけ専門家の意見が食い違う問題を出題している時点で
それを適切な問題だったかといえば、
限りなく不適切に近い問題だったと思います。

トイレットペーパーホルダーの高さよりも、
手すり(L字型など)の設置位置の方が重要になるので、
むしろそちらを優先した結果、
トイレットペーパーホルダーの設置位置が変わる場合もあります。
トイレットペーパーホルダーの位置は最優先項目ではなく、
トイレットペーパーを取る動作の自立だけを考えれば正解かもしれませんが、
問題はトイレ動作を自立できるようになるため、となっています。

そういった観点でいえば、不適切問題の可能性も十分ある問題だと思います。

2013年01月30日

第25回介護福祉士実技国家試験は3月3日開催。実技試験のポイントは?

筆記試験での自己採点はお済でしょうか。
もうすでに実技試験に向けての準備を進めている方も多いと思います。

実技試験の開催は平成25年3月3日。桃の節句ですね。

攻略のポイントとしては、まずは過去問題をしっかり復習しておくこと。
介助のポイントはそれぞれ違いますが、
傾向はかなり絞られていますので、
過去問題を学習しておくことが合格への近道です。

テキストなどで過去問題を確認することをお勧めします。
購入はお早めに。

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自分自身で実際にシュミレーションをすることも大事です。
本を読むだけでは、重要な声掛けのポイントやちょっとした部分での自立支援への促しが
抜けてしまう場合があります。

実技対策のDVDなども発売されていますので、試験のイメージがしやすいと思います。

わかる介護実技DVD―介護福祉士国試実技試験対策
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こういった緊張する場面でどれだけ評価の高い介護ができるか。
それも普段の現場での実践の積み重ねが重要です。
現場に出ている方は、試験を想定しながら介助をしてみるよう心がけましょう。

About 2013年01月

2013年01月にブログ「介護福祉士国家試験過去問題徹底分析」に投稿されたすべてのエントリです。新しい順に並んでいます。

前のアーカイブは2012年12月です。

次のアーカイブは2013年02月です。

他にも多くのエントリがあります。メインページアーカイブページも見てください。

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