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2006年09月 アーカイブ

2006年09月08日

第17回国家試験:社会福祉概論

最近の社会福祉行政の実施における国と地方の役割に関する次の記述のうち,正しいものに○,誤っているものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A 地方分権推進一括法により、機関委任事務は廃止された。
B 老人福祉施設の設置許可の権限が、国から市町村に移譲された。
C 社会福祉行政の実施に必要な税源は、すべて地方に移譲された。
D 福祉事務所の職員定数は、国が一律に定めることとなった。

(組み合わせ)
  A B C D
1 ○○××
2 ○×××
3 ×○○×
4 ××○○
5 ×××○

正解: 2

市町村・都道府県・国での責任や財源の割り振りはよく出題されます。
非常に大まかですが、
・地方分権が推進されている
・が、地方には財源が不足している(機関委任事務の廃止など)
というのが現在の大きな流れです。

ついでに、福祉施設の設置権限は都道府県です。お間違いないように。

第17回国家試験:社会福祉概論-2

パールマン(Perlman.H)が社会活動援助活動を構成する要素について述べた、いわゆる「4つのP」に関する次の記述のうち、誤っているもの一つ選びなさい。

1 人(Person)
2 問題(Problem)
3 場所(Place)
4 計画(Plan)
5 過程(Process)


正解:4

これはひっかかりやすそう・・・。

ついでですが、サービスを利用して問題解決に取り組んで行く利用者の力を表現するための「ワーカビティ」(workability)の3つの要素は以下のとおりで「MCOモデル」と呼ばれてます。

動機づけ(Motivation)
能力(Capacity)
機会(Opportunity)

第17回国家試験:老人福祉論

平成15年に内閣府により行われた全国の60歳以上の男女を対象とした「高齢者の地域社会への参加に関する意識調査」の結果に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせを一つ選びなさい。

A 「ほとんど毎日外出している」という高齢者は、半数程度である。
B 老人大学やカルチャーセンターなどの学習活動に参加している高齢者は、4割を越えている。
C グループや団体で自主的に行われている地域活動に「参加したい」「参加したいが事情があって参加できない」と答えた高齢者は、合わせて6割程度である。
D 地域の福祉や環境を改善することを目的としたNPO活動に関心がある高齢者は、2割程度である。

(組み合わせ)
1 AB
2 AC
3 AD
4 BC
5 CD

正解:2

ひとつの特徴として、
現代の高齢者層、「参加したい」という意欲は非常に高いんです。
今後、段階の世代と呼ばれる自己主張の強く意欲の高い世代が高齢者となれば、
ますますこういった数字は高くなると思われます。

第17回国家試験:老人福祉論-2

老人クラブに関する次の記述のうち,正しいものに○,誤っているものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A 会員は65歳以上で、クラブ活動が円満に行える程度の同一地域に居住する者で組織しなければならない。
B 地域を基盤とする高齢者の自主的な組織であり、その事業は会員の会費のみで運営されることになっている。
C 老人クラブ活動では生き甲斐を高め、健康づくりを勧める活動やボランティア活動を通して地域を豊かにする各種活動を行う。
D 介護保険制度の導入に伴い、高齢者を主体とする介護予防と相互の生活支援という観点から、その活動及び役割が期待されている。

(組み合わせ)
  A B C D
1 ○○××
2 ○×○×
3 ×○×○
4 ××○○
5 ×××○

正解:4

老人クラブは60歳以上と覚えておきましょう。
運営費には自治体からの助成金も含まれます。
介護職にとってはなじみの薄い組織なので、この問題は結構やっかいに感じますよね。

2006年09月10日

第19回介護福祉士国家試験、受験申し込み期間終了!

今年度の介護福祉士国家試験の受験申込期間が終了しました。
受験予定のみなさん、受験の手続きは済んでいますよね。
試験は1月28日。しっかり準備して備えていきましょう。

このブログでも過去問題を中心に、
みなさんとともに国家試験対策を行っていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

2006年09月12日

第17回国家試験:医学一般

寝たきりの高齢者に見られる次の疾患のうち、速やかに対応しなければならないものとして、正しいものの組み合わせを一つ選びなさい。

A 顔や手に見られる境界明瞭な褐色の「しみ」
B 口唇チアノーゼ 
C 安静時喘鳴
D 血圧120/65mmHg

(組み合わせ)
1 AB
2 AC
3 BC
4 BD
5 CD

正解: 3

うーん、簡単ですかね。
よく出題される問題ですが、
落ち着いて文章をよく読めばわかると思いますので、冷静に。

ってか、これ、医学一般って言っていいものなのか?

第17回国家試験:医学一般-2

脳血管障害に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A 脳出血(脳内出血)は、基底核部に好発する。
B 脳梗塞は、加齢により発症が増加する。
C くも膜下出血の頭痛は、発症後二、三日でピークに達する。
D 頭部外傷は、慢性硬膜下血腫の原因となることがある。

(組み合わせ)
A B C D
1○○○×
2○○×○
3○××○
4×○○×
5××○○

正解: 2

これは比較的難しい問題ですね。
脳出血や脳梗塞に関する特徴を把握しておきましょう。

簡単に・・・

脳(内)出血: 麻痺・失語をともなう
クモ膜下出血: 突発的な激しい頭痛・嘔吐→麻痺

詳しく知りたい方は厚生労働省の脳卒中のホームページがとってもわかりやすいですね。

2006年09月15日

第17回国家試験:社会福祉援助技術

次の記述のうち、正しいものに○,誤っているものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A アドボガシーとは、援助過程において援助者が、利用者の権利を擁護するための活動である。
B エンパワメント・アプローチとは、利用者の潜在能力や可能性の強化と環境の改善を含めた主体的な問題解決を支援する援助方法である。
C ワーカビリティとは、利用者を取りまいているフォーマル及びインフォーマルなネットワーク状況を確認して、支援体制を強化していく方法である。
D コンサルテーションとは、関連機関や関連領域の専門家との相談等により、援助者が専門的助言や示唆を受けることである。

(組み合わせ)
  A B C D
1 ○○×○
2 ○×××
3 ×○○○
4 ×○○×
5 ××○○

正解: 1

介護福祉に登場する用語は、ほんとに横文字だらけです。
なかなかすぐに覚えることは難しいと思いますが、
介護福祉士受験倶楽部さんのカタカナ用語コーナーを見ると、
重要な項目はほぼ網羅されているんじゃないかと思いますので、
プリントアウトして繰り返し確認することをお勧めします。

2006年09月16日

第17回国家試験:老人・障害者の心理

発達に関する次の記述のうち,正しいものに○,誤っているものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。 

A ピアジェ(Piaget,J.)は、認識や思考の発達には、4つの段階があることを明らかにした。 
B エリクソン(Erikson,E.)は、人格発達の8つの段階において、自我同一の形成の理論を柱に挙げて、各段階には特有の危機とその克服があると指摘した。
C ユングは(Jung,C)40歳前後を「人生の正午」にたとえ、それ以降の中年期を老年期に至るまでの準備期間であると説明した。
D フロイト(Freud,S.)は、ライフサイクルとは出発点(誕生)から、終了点(死亡)までの過程(旅)であり、人生の各段階は階段を上がるように進んでいくと述べた。

(組み合わせ)
  A B C D
1 ○○○×
2 ○○×○
3 ○○××
4 ××○×
5 ×××○

正解: 1

これは難しい。
介護というよりも心理学・教育学などを勉強された方には比較的簡単なのかもしれませんが。
これも介護福祉士受験倶楽部の筆記登場人物&業績のページで確認してみましょう。

2006年09月17日

第17回国家試験:家政学概論

次の文書の空欄A、B、Cに該当する語句の組み合わせとして、正しいものを一つ選びなさい。

「第六次改訂 日本人の栄養所要量」によれば、70歳以上の人のカルシウムと鉄の所要量(1日あたり)は、男女共にカルシウムは(A)、鉄は10mgである。望ましいとされている脂肪所要量は、脂肪エネルギー比率で(B)、食塩の摂取量は一日(C)未満を目標とする。

A B C
1  300mg →20~25% →10g
2  300mg →20~25% →20g
3  300mg →50~55% →20g
4  600mg →20~25% →10g
5  600mg →50~55% →20g

正解: 4

少なくとも、食塩10gは確実に覚えておきましょう。
それを覚えておけば、この設問でも、残り二拓になりますからね。
ちなみに、糖尿病など特別な場合は10gではなく、6gといわれていますので、これも注意。

第17回国家試験:精神保健

高齢者のせん妄に関する次の記述のうち,誤っているものを一つ選びなさい。

1 幻覚や錯覚を伴うことが多い。
2 脱水や感染が誘因となることがある。
3 夜間に多い。
4 入院中よりも退院後に起こることが多い。
5 意識レベルが低下している。

正解: 4

慣れた家の方が入院中よりもせん妄は少なくなります。

2006年09月19日

介護福祉士国家試験対策本、07年版続々!!

介護福祉士国家試験を目指すみなさんにとって、
心強い味方でもあり、道標でもあるのが、
介護福祉士国家試験対策本です。
書店では数多くの対策本が並んでいます。

本年度版の対策本も、次々に出版されていますので、
書店で手にとって見てください。
個人的にお勧めしたいのはこちら。

介護福祉士国家試験分野別模擬演習〈2007〉
一橋出版編集部
一橋出版 (2006/05)

模擬の問題数が多いことと、
解説もしっかりしていますので、これはお勧めできますよ。
みなさんも、試験までにたくさん問題数をとくことが鍵になりますよ。

そのほかにもいくつか紹介します。

合格する!介護福祉士試験必勝法
コンデックス情報研究所
成美堂出版 (2006/07)

2006年09月23日

第17回国家試験:形態別介護技術

視覚障害者の介護に関する次の記述のうち、適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。
 
A 手引き歩行では、本人の正面に立ち、両手を引いて介助することが基本である。
B 部屋の様子を説明するときは、出入り口など基点になるところを理解してもらい、そこを基点に説明する。
C ドアを通るときは、利用者自身がドアの引き手やノブを持つことができる位置に立ってもらう。
D 視覚障害者のある高齢者は、外出すると危険なので、極力室内で過ごせるようにする。

(組み合わせ)
1 AB
2 AC
3 BC
4 BD
5 CD

正解: 3

手引き歩行なんて言葉だけを聞いて判断してしまうと、
手を引いて歩くのだから、正面に立つんじゃないかと思ってしまう人も
少なくないのでしょうね。

手引き歩行、基本は相手の半歩先にたって、
ひじをつかんでもらって、同じ方向を向いて歩くというものです。

2006年09月24日

第17回国家試験:形態別介護技術-2

呼吸器機能障害者の介護に関する次の記述のうち,適切でないものを一つ選びなさい。

1 入浴は、浴槽に頸部までつかるように助言する。
2 食事は、少量ずつ何度かに分けてゆっくり食べるように助言する。
3 歩行は、休みを取りながらゆっくり歩くように助言する。
4 掃除は、こまめに行い、掃除機の廃棄に留意するように助言する。
5 室内が乾燥している場合、加湿して適度な湿度にするように助言する。

正解: 1

頸部までつかると、呼吸がつらくなりますので、あまりつかりすぎないように。


第17回国家試験:形態別介護技術-3

内部障害者の介護に関する次の記述のうち、適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。

A 心臓機能障害者は、活動や水分の制限などで便秘になりやすいため、食事や排泄の工夫をする。
B 腎臓機能障害者の食事管理では、カリウムの制限は必要であるが、塩分の制限は必要でない。
C 人工肛門は、本来の肛門に近い位置にあるほど水様便になりやすいので皮膚の保護に留意する。
D 尿路ストマは、入浴時に適切な装具の装着が必要である。

(組み合わせ)
1 AB
2 AD
3 BC
4 BD
5 CD

正解: 2

内部障害って、結構難しいですよね。
管理に関しては、医療行為として介護職が手を出すことのできないことが多く、
外見からもわからないですからね。

人工肛門に関しては、肛門に近い位置ほど、
固形化、つまり普通の便の形状に近くなりますので、
遠い位置にあるほど水様便になりやすいです。

2006年09月25日

専門介護福祉士の展望

面白そうな本を見つけたので。

介護福祉士は、将来的により専門性を高め、
専門介護福祉士として、さまざまな専門性で分化されていくという方向性にあります。
みなさんも、介護福祉士になることをゴールにするのではなく、
介護福祉士として、どんなスペシャリストを目指すのかを見据えて、
専門性を磨いていってはいかがでしょうか。

2006年09月28日

第17回国家試験:介護技術

次の記述のうち、適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A 寝具は発汗や不感蒸泄(ふかんじょうせつ)により湿潤するので、こまめに乾燥させる。
B 購入したばかりの肌着は、一度洗ってから使用する。
C 衣類についた血液は、直ちに熱い湯で洗う。
D 感染症の人の衣類は、別に分けて洗濯すれば感染症の種類を問わず消毒の必要はない。

(組み合わせ)
  A B C D
1 ○○○×
2 ○○××
3 ○×○○
4 ×○×○
5 ××○×

正解: 2

Cはそれっぽいですが、熱で血液が固まってしまうので、水洗いが基本だそうです。

第17回国家試験:介護技術-2

脱水に関する次の記述のうち,適切でないものを一つ選びなさい。

1 高齢者は、喉の渇きに対する感覚が鈍くなり、脱水状態になっても気がつかないことがある。
2 脱水の徴候の一つとして、尿量の減少がある。
3 下痢は脱水の一因となるので、下痢の有無に留意する。
4 脱水の確認方法の一つとして、腋下(えきか)の湿り具合の観察がある。
5 三度の食事をとっていれば、食事の時以外に水分をとらなくてもよい。

正解: 5

時々、こんな感じの「おいおい!」って言いたくなりそうな5段オチの問題もあったりします。
サービス問題です。
介護技術や形態別介護技術の項目では、問題数も多いのですが、
こういった現場で経験していれば比較的簡単な問題も多く出題されています。
落ち着いて、確実に正解をチェックしましょう。

2006年09月29日

第17回国家試験:リハビリテーション論

次の記述のうち、正しいものに○,誤っているものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A 医学的リハビリテーションでは、障害の医学的治療を行い、障害の改善、二次障害の予防、機能維持等を通して、自立生活を支援する。
B 教育リハビリテーションでは、障害児・者の全面的発達を促進させ、課題への対応や生活技能を発達させ自己実現を図るように援助する。
C 社会的リハビリテーションでは、障害者の社会的能力を高める視点から支援する。
D 障害者の雇用の促進等に関する法律に基づく職業リハビリテーションは、知的障害者や精神障害者を対象としない。

(組み合わせ)
  A B C D
1 ○○○×
2 ○○×○
3 ○××○
4 ×○○×
5 ××○×

正解: 1

知的障害者や精神障害者の就労にはまだまだハードルが多く、
まだまだ就労支援の充実が必要ですね。

第17回国家試験:障害者福祉論

我が国の障害者福祉に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A 「完全参加と平等」は、1981年の国際障害者年のテーマである。
B インテグレーションとは、「更正」と訳され、人間としての権利、資格、尊厳などの回復を意味している。
C レスパイトサービスとは、介護を担っている家族に休息の機会を提供するサービスのことである。
D ユニバーサルデザインとは、すべての人にとって使いやすい製品や住みやすい環境の創出を目指すデザインのことである。

(組み合わせ)
  A B C D
1 ○○○×
2 ○○×○
3 ○×○○
4 ×○××
5 ××○○

正解: 3

またも横文字問題ですね。
インテグレーションは訳せば「統合」ですね。
統合教育などの統合はインテグレーションから来ています。
健常者・障害者の垣根を取り払って、同じ環境で。という意味です。

ただ、統合という言葉の意味を履き違えている方は、
やることなすこと全部を同じにしてしまう安易な平等主義に走ったりしますが・・・。

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